奨学生採用後、1番の目標として掲げていたのが昨年度行われたパリ五輪に出場し金メダルを獲得することでした。結果としては、オリンピックに出場することができずものすごく悔しい思いをしました。
オリンピック出場には一年前から行われるオリンピック選考レースに出場する必要があります。フランス発祥のフェンシングは年間約10大会の国際大会に参加し世界ランキングを向上させる必要がありました。学生である私にとって全遠征自己負担であると言うことは金銭的に本当に厳しい現状でしたが、江副記念リクルート財団のご支援のおかげで全ての遠征に参加することができました。
パリ五輪こそ出場することができませんでしたが、全ての遠征に参加しオリンピックレースを体感できたのは大きな財産となりました。必ずロサンゼルス五輪に活かします。

今後はロサンゼルス五輪に向けて活動をしていきます。大学卒業後は企業に所属し、プロに近い形で競技を続けていきます。
結果にこだわり続け、パリの悔しさを晴らせるよう1日1日を濃くしロサンゼルスまで走り抜けます。

財団を通し、横のつながりができたのはとても嬉しかったです。自分は52回生で、スポーツ部門においては年齢が1番上だったので、競技は違えど世界で活躍する下の世代が身近にいてとても刺激を受けました。また、他部門の世界で活躍する人を見ることで一緒に世界で戦っている仲間がいるとかんじることができました。それらの全てはとても刺激になり、自分の競技、日頃の練習に活きました。
また、スカラシップレポートを月に一度提出することで競技の振り返りをすることができ、頭ではイメージしていても実際に言語化することで課題を明確にすることができました。今後財団を卒業してしまいますが、定期的に言語化することを意識していきます。
自分は在籍中に目標を達成することができませんでしたが、目標に向かって練習をし続けたことは必ず自分にとってプラスになっていると感じています。
この財団を通して普段交流することのない他競技、他部門の世界トップの人たちとの繋がりを大切にし、多くの刺激を受けて今後さらに上を目指していってほしいと思います!
2年間ありがとうございました!
