2019年 8月12 日・13日八王子で開催されたクライミング世界選手権 ボルダリング競技に緒方さんが出場した。
予選はトップで通過して年間ランキング世界3位の実力を見せつけた緒方さん。20人/104人の準決勝に進んで、4つの課題(ルート)に挑んだ。
準決勝は予選下位の選手から舞台に登場。約5mの壁に作られた課題を5分以内で完登することを目指す。課題は一般のボルダリングジムでは見かけることはない極小のホールド(手もかからなし足で乗り込めそうもない)と、巨大なホールド(どこも掴めそうもない)が角度のついた壁に配置された難易度の高いもの。先に登場した選手たちもなかなか完登できない。
第一課題最後に登場した緒方さん、数回のトライで頂上ホールドに片手がかかったが両手では持ちきれず落下。第二課題の難関ルートは最終ホールドに2回両手をかけることができたが、持ち応えられず失敗となった。第3課題は途中までよじ登ったものの落下。最終の第4課題は、予選トップ通過者としてただ一人壁に向かい会場全員の注目を集めながらトライを重ねた、が完登できず準決勝14位、6位までの決勝に残ることができなかった。
「惜しいところで落ちてしまって後に立て直せなかった」と緒方さんは悔しい表情をにじませていた。優勝候補として名前が挙がっていた緒方さんとしては納得いかない結果だったが、この後も続く東京オリンピック選考大会に向けて、得難い経験となったはず。
緒方さん、応援しています!
クライミング世界選手権2019
日時:2019年08月12日 会場:エスフォルタアリーナ八王子