スノーボード女子ハーフパイプで昨シーズンは日本人女子初のワールドカップ総合優勝に輝き、現在世界ランキング1位と大活躍中のスポーツ部門51回生 小野光希さんが2023年9月12日に江副記念リクルート財団理事長らを訪問しました。
峰岸理事長は毎月奨学生が提出している「スカラシップレポート」について、「小野さんが天候などその時の状況を上手くアジャストして勝ち続けていることを興味深く読ませていただいている」とし、小野さんは「今までの技をさらに半回転(180度)増やせるよう、完成度を高めたい」と今後に向けた意欲を語ってくれました。
スノーボードハーフパイプは安定した技で成功確率を高める方が勝率は高いのか、リスクをとって難易度の高い技に挑戦すべきか、という質問について、小野さんは「挑戦しないと勝ち続けるには難しい。今シーズンはベースとなる安定を意識しながら、同時にチャレンジもしたい」と笑顔で答えたのに対し、理事長は「年間ワールドチャンピオンの実績があるので、是非今年は挑戦の年にしてほしい。ビジネスでもリスクを覚悟しないと将来の成功は獲得できない。そういう意味でも勇気はいるが次に向けてチャレンジして欲しい」と激励しました。
その後、理事長の案内でリクルート社内を見学。広々とした空間は全てフリーアドレスになっていること、リモートワークとの併用で働く社員の様子などについて説明をしました。現在大学2年生の小野さんは普段見慣れない光景に興味津々の様子でした。
小野さんはオフシーズン中も様々なトレーニングを行いながら、合宿への参加、海外の練習場へ視察に行くなど、自身の更なるレベル向上のため意欲的に過ごしています。2023-2024シーズンはたくさんの挑戦をして更なるステップアップを目指し、3年後のミラノ冬季オリンピックの大舞台でも光希さんが輝く姿を、財団一同、楽しみにしています。