今回の東京オリンピックでは、女子フルーレ団体に出場し、結果は6位でした。メダル獲得を目標にしていたので、悔しさの残るオリンピックとなりました。

準々決勝となる初戦のアメリカ戦の最後の周りでリザーブから起用され、今大会初めてピストに上がりました。想像していた程の緊張はありませんでしたが、やはり空気や試合の流れ等はいつもと違うものがあり、空回りしたような試合となってしまいました。最後の5-6位決定戦のカナダとの試合では、上手く気持ちを作り直すことができず、思うような動きが出来ませんでした。

今回は初めてのオリンピック出場という事で苦い思いもしましたが、あのような大舞台で試合が出来たことはとてもいい経験になりました。やはりまだ試合の中での気持ちを持ち直す方法や盛り上げ方など至らぬ部分が沢山見つかりました。また、今回は個人戦には出場出来ませんでしたが、近くで観る事で団体戦とはまた違う｢オリンピック個人戦の空気｣というものを外からではありますが感じることが出来ました。

また3年後のパリオリンピックに向け、今回の経験を生かし、次回こそは個人団体ともに出場とメダル獲得を目指して頑張りたいと思います。

これまで江副記念リクルート財団に支援して頂いた事で、拠点の岐阜からナショナルトレーニングセンターのある東京へ頻繁に行くことが出来るようになり、とても充実した練習を積むことが出来ました。さらにコロナ禍では家にトレーニングルームを増築し体力が落ちないよう自粛中でもしっかりとしたトレーニングをすることができました。本当にありがとうございました。

卒業する事になりますが、また今後も良い成果を挙げられるよう精一杯頑張ります。今後江副記念リクルート財団のサポートを受ける事になる方達にもサポートを最大限に生かして欲しいです。ありがとうございました。