東京オリンピックが終わりました。
結果は、 予選プール vsオーストラリア 0-48、vsアメリカ 7-17、vs中国 0-29、 9-12位決定戦 vsケニア 17-21、11-12位決定戦 vsブラジル 12-21
オリンピックの舞台で一勝もあげることが出来ず、12位という結果で大会を終えました。
敗因は色々あると思いますが単純に弱かったのだと思います。5年間東京オリンピックでメダルを獲得することを目標に必死にラグビーに取り組んできたつもりではありましたが、まだまだメダリストになるには程遠く自分自身も甘かったなと気付かされました。
個人としても思い描いていたパフォーマンスをオリンピックの舞台で発揮することが出来ず不完全燃焼で終わってしまい悔しい気持ちで一杯です。果たして本当に世界レベルの練習が出来ていたのが、スキルが身についていたのかは今後に向けて個人でもしっかりとレビューをしていきたいと思っています。
ただこれまで多くのスタッフ・チームメイトと東京オリンピックでのメダル獲得に向けやってきた5年間は、間違いなく私の誇りであり3年後のパリ五輪やその先の人生に繋がる貴重な時間になりました。
17歳で日本代表に選出して頂き、そこからワールドシリーズ、ワールドカップ、アジア競技大会、ユニバーシアードといった世界の舞台を若い頃から多く経験させてもらいました。
それでもやっぱりラグビーだけでなく他競技のメダリスト達はとんでもないくらい輝いていて、改めて表彰台に立って首からメダルをさげたいという気持ちがより強くなりました。
思うような結果を残すことは出来ませんでしたが、ずっと目標にしてきた東京オリンピックに出場できたことやまた3年後のパリ向けての原動力が出来たのは江副記念リクルート財団のご支援があったからです。身体のケアや練習環境、また体作りのための栄養やラグビー以外での勉強などからアスリートとしての成長や学びを沢山頂いたと思っています。
何よりサポートして下さっている方がいるということが何よりも私の頑張れる原動力となっていました。
仲間達と頑張ってきた5年間の努力やこれまで多くの方にご支援・ご声援を頂いた感謝の気持ちをプレーや結果で残すことが出来ず無念な気持ちと申し訳ない気持ちで一杯です。
ですが、もう東京オリンピックでの結果は変えることが出来ません。次のパリ五輪までもう3年しか時間がありませんし、それまでにもW杯やアジア競技大会と勝たなければならない大会はもうすぐ始まります。
9月から代表合宿も再始動し、これまでいたメンバーや新しく来たメンバーも集まり3年後のパリに向け動き始めました。
東京オリンピックで味わった悔しさや無念さ、そして12位という結果を出場した自分自身がチームに伝え次に繋げていく責任があると思っています。
これまで以上に1日1日を悔いなく過ごし、ラグビーに全力を注ぎ一から自分を鍛え直したいと思っています。そしてもっと人としてもラグビー選手としても成長をし、強くなった姿をお見せ出来るよう頑張って参ります。
最後になりますが、東京オリンピック開催にあたりご尽力を頂いた全ての皆様
これまで約2年間に渡り多大なるご支援を頂いた江副記念リクルート財団の皆様
本当に有難うございました。