「サクラセブンズ 、世界トップとの経験を重ねて進化中!」
2020年東京オリンピックの予選も兼ねた「ワールドラグビー女子セブンズシリーズ」北九州大会が4月19日と20日に開催された。このシリーズは前年に上位成績をあげた強豪国・コアチーム11カ国と招待国1カ国で試合を行い世界の頂点を目指す大会。日本サクラセブンズは、今シーズンのコアチーム入りを逃しているが、すでに2020年の東京オリンピック出場権を地元開催枠で得ている。この北九州大会は、日本代表チームサクラセブンズ にとって、東京オリンピックに向けた貴重な国際大会なのだ。
奨学生平野さんは大学2年生ながら、プレーを組み立てるスクラムハーフを担う主力選手。デフェンス時には最後方で抜けてきた相手を止めるスイーパーと呼ばれる役目も果たすのだそう。
4月20日の初日は、4カ国で構成されたプール戦で総当たりを行い、翌日に順位決定戦を行う。日本初戦の相手はシリーズで全勝を誇るニュージーランドだった。
とにかくニュージーランドは強かった、0−43での完敗。平野さんもメンバーに声をかけボールに先回りするよう走り回っていたが、日本チームが長くボールを保持することはできなかった。
2戦目はシリーズ5位のフランス。試合が始まるとフランスにリードされつつも日本がチャンスを掴んでトライ。これで「国際試合では緊張気味(スタッフ談)」な日本選手たちも乗ってきたように見えた。結果は19-33での敗北となったが、日本 のパスも繋がって、平野さんの奮闘が感じられた見応えのある試合だった。
プール最終戦はロシア。開始早々にロシアのトライを許したが、メンバーからボールを受け取って、平野さんが見事なトライ!同点としてチームが一気に沸き立った。その後にまたサクラセブンズがトライを重ね、ロシアを2度リードする場面があった。最後にはスピードで勝るロシアにトライを決められて21−28の惜敗となってしまったが、強豪国に迫ったサクラセブンズ に会場から熱い拍手が沸き起こっていた。
「ロシアには勝てる試合だっただけに悔しい」と試合後の平野さん。それでも組み立てたプレーのいくつかに手応えがあった様子。「明日も頑張ります!」と激戦の3試合を戦い抜いた、逞しさを見せてくれた。これからも応援しています!!
HSBCワールドラグビー 女子セブンズシリーズ 北九州大会2019
日時:2019年04月20日