2019/04/26

HSBCワールドラグビー 女子セブンズシリーズ 北九州大会2019

2019/04/26

平野優芽

平野 優芽 Yume Hirano

私は東京オリンピックに出場し、メダル獲得を目標に日々トレーニングに励んでいます。ただ強いチーム・選手になるだけでなく、女子7人制ラグビー日本代表や自分自身が沢山の方々に応援したいと思ってもらえるようチームにとっても不可欠…

「サクラセブンズ 、世界トップとの経験を重ねて進化中!」

2020年東京オリンピックの予選も兼ねた「ワールドラグビー女子セブンズシリーズ」北九州大会が4月19日と20日に開催された。このシリーズは前年に上位成績をあげた強豪国・コアチーム11カ国と招待国1カ国で試合を行い世界の頂点を目指す大会。日本サクラセブンズは、今シーズンのコアチーム入りを逃しているが、すでに2020年の東京オリンピック出場権を地元開催枠で得ている。この北九州大会は、日本代表チームサクラセブンズ にとって、東京オリンピックに向けた貴重な国際大会なのだ。

奨学生平野さんは大学2年生ながら、プレーを組み立てるスクラムハーフを担う主力選手。デフェンス時には最後方で抜けてきた相手を止めるスイーパーと呼ばれる役目も果たすのだそう。

4月20日の初日は、4カ国で構成されたプール戦で総当たりを行い、翌日に順位決定戦を行う。日本初戦の相手はシリーズで全勝を誇るニュージーランドだった。
とにかくニュージーランドは強かった、0−43での完敗。平野さんもメンバーに声をかけボールに先回りするよう走り回っていたが、日本チームが長くボールを保持することはできなかった。

青のヘッドキャップが平野さん。ニュージーランドのパワーは圧倒的だった

2戦目はシリーズ5位のフランス。試合が始まるとフランスにリードされつつも日本がチャンスを掴んでトライ。これで「国際試合では緊張気味(スタッフ談)」な日本選手たちも乗ってきたように見えた。結果は19-33での敗北となったが、日本 のパスも繋がって、平野さんの奮闘が感じられた見応えのある試合だった。

セブンズの試合は14分(7分ハーフ)と短いが、フィールドを7人でカバーするタフな競技。平野さんは3試合にフル出場!

プール最終戦はロシア。開始早々にロシアのトライを許したが、メンバーからボールを受け取って、平野さんが見事なトライ!同点としてチームが一気に沸き立った。その後にまたサクラセブンズがトライを重ね、ロシアを2度リードする場面があった。最後にはスピードで勝るロシアにトライを決められて21−28の惜敗となってしまったが、強豪国に迫ったサクラセブンズ に会場から熱い拍手が沸き起こっていた。

ゴールキックは2016年度奨学生、大黒田裕芽さんの役目。全てのキックを決めてくれた!


「ロシアには勝てる試合だっただけに悔しい」と試合後の平野さん。それでも組み立てたプレーのいくつかに手応えがあった様子。「明日も頑張ります!」と激戦の3試合を戦い抜いた、逞しさを見せてくれた。これからも応援しています!!

プール戦結果
チャレンジトーナメント結果

HSBCワールドラグビー 女子セブンズシリーズ 北九州大会2019

日時:2019年04月20日